2025.02.27

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ドライスーツで冬のダイビングを快適に♪

ドライスーツで冬のダイビングを快適に♪

今回はレンタルとサイズオーダーのドライスーツの違いについて紹介します。
(レンタルドライスーツにシェルタイプが用意されていることはほぼないので、ここではネオプレーンタイプでの比較をさせていただきます)
既にご自分のドライスーツを持たれている方は、その快適さを実感・体感済みの事でしょう。
 

 

レンタルドライスーツとオーダードライスーツの特徴

レンタルスーツで潜った事がある方は、首がきつく感じたり、逆に緩くて水がちゅるちゅるっとスーツ内に入ってきたり、要所要所動きにくい等、色々感じた事があるかと思います。
ですので、レンタルドライスーツで『快適&完璧に潜れた』という方は、まずおられないと思います。
もちろん、レンタルしか知らなければひょっとしたら快適という方もおられるかもしれません。
 
ですが、オーダーのマイスーツは違います!
30か所以上の長さや径を採寸をして作るので、当然ですが全てが自分専用のサイズになります。
そうなれば、「きつい」という事もなくなり、水没のリスクも大幅に軽減され、快適さが充実してきます。
 

 
そして水没のリスクが減るだけでも、ストレスが減り、ダイビングに対する余裕ができ、より楽しめるようになってきます。
 

更なる違い

更に、保温性も違います。
レンタルスーツとマイスーツではスーツの内側の生地(裏生地)にも違いがあります。
※以下は、メーカーによって呼び名を含め違いがあります
 
まずはレンタルスーツです。
 

 
スタンダードジャージが中心で伸縮性がそこまで高くなく、肌触りがよく保温性の高い裏生地は使用されていないことがほとんど。
大雑把に言うと、「保温力が高くなく、動きにくい」
 
それに対して、マイスーツ。
 

 
マルチエラステックス等、裏生地は肌触りも良く保温性も高く抗菌効果があるものが多い。
また水の渇きを速める超撥水加工になっているものもあります。
大雑把に言うと、「保温力が高く、動きやすい」
という感じです。
 
使われている生地によって、保温性等の違いや柔らかさ動きやすさが変わってくるので、気にかけてみてください!
 
ここまでで、マイスーツの良さは簡単には伝わったかと思います。
ではここからは、サイズの「既成品」と「オーダー」について紹介していきます。
 

今と昔は違うよ!

まず、今と昔のドライスーツの考え方の違います。
一昔前(20年ほど前)まではドラスーツ(ウエットスーツも)は「【既成サイズ】でもOK」という概念が多くありました。しかし、それはここ10年ほどで大きく変わりました。
それの変化とは「ダイビングスーツはオーダーが基本」ということです。
 

 
昔からダイビングをしている(していた)という方で「ダイビングのスーツなんて既成で十分」というような方がおられたら、確かに当時はそうだったでしょうが、今は違うので鵜呑みにされない様ご注意ください。
 

ダイビングスーツの既成サイズとは

まず、ダイビングスーツでいう「既成サイズ」について紹介します。
既成サイズは簡単に言いますと、洋服のS・M・Lというようなものです。
ダイビングスーツは洋服と比べかなり親切で、大抵のメーカーでは同じSサイズでも「少しスリム」「標準」「少しゆったり」というように、一定範囲の身長に対して複数の既成サイズがあります。
 
更にドライスーツの場合、手首と首のサイズはオーダーとなります。
とても親切ですね。
 

 
「手首とかがオーダーになるなら既成で十分でしょ?」
と思われるかもしれませんが、そこがダイビングスーツの難しい所なのです。
 

どうしてオーダーで作るの?

先に述べた通り、ダイビングスーツの採寸では30か所以上の長さや径を測ります。
では、同じ身長・体重の方がいたとして、この二人の各部位の長さや径が全て同じでしょうか?
その二人が双子であれば可能性はあるでしょう。
しかし、そういうのは例外で、全くの他人だったらすべてが同じという事はまずありえないでしょう。
足の長さが同じでも膝の位置が違う事も普通に有りますからね。
 
個人で見ても左右はほとんどの方が非対称。
特に何かしらの運動を長く続けてきた人は一方だけが鍛えられて太い(サッカーの軸足やテニスの腕など)ということも多いです。
 

 
このように人によって違い、同じ一人の人ですら左右で違ったりするのなら既成でバッチリなんておかしな話ですよね。
 
「インナーを着るのなら大きめに作ったらいいんじゃないの?」
という風に考えられる方もおられるでしょうが、これはこの後、説明しますね。
 

ドライスーツの保温の仕組みを再確認

ここでまず、ドライスーツの保温の仕組みを再確認していきましょう。
というより、大きく1つしかないのです。
それは「【専用インナー】を中心としたものをドライスーツの中に着こんだ状態で、
ホースから空気を送り込み、体温で温めて保温する」ということ。
そしてもちろん、この大前提にあるのが「自分の体に合ったドライスーツ」を使用しているということです。
「手首とかがオーダーで、中に専用の物を着たらいいんでしょ?だったらオーダーにする意味ないじゃん?」
と思ったあなた、実はここに重要なポイントがあるのです。
 

ベストなドライスーツインナー

実は、インナーはスーツと同じメーカーの物がベストです!
ダイビングスーツを作っているメーカーはいくつかありますが、それぞれのメーカーから専用インナーが販売されています。
それらは、ドライスーツの専用インナーではなく、そのメーカーのドライスーツ専用のインナーなのです。
もちろん使うだけなら違うメーカーのドライスーツに使用できます。
 

 
では、何が違うのか。
それはドライスーツのゆとり部分(インナーを着る為に作られた「まち」)のサイズの違いです。
同じメーカーのインナーを着るという前提で、そのゆとりサイズはメーカーによって決められています。
ですので、違うメーカーのインナーを着た場合、きつくなってしまい、スクイズが発生してしまう可能性が出てくるという事です。
 

ドライスーツでは大は小を兼ねられない?

では「大は小を兼ねるで大きめに作ったらいいのでは?」
ここで、先の内容が出てきます。
 
確かにインナーを着るというだけなら問題ないでしょう。
しかし、ドライスーツは着用期間がウエットスーツと比べ長いです。
そうなると、中に着るインナーも厚手・薄手・重ね着と様々。
そして特に薄手のときはスーツのゆとり部分が最大になります。
 

 
ドライスーツでの中性浮力の取り方は、スクイズの軽減も兼ねてスーツ内に空気を送り込むことが第一となります。
しかし、スーツ内のゆとりが多いという事は、空気が入る容積が多いという事。
そんな大容量の空間に浮力コントロールの為の空気を入れると、スーツ内で空気が動きやすくなるので、姿勢が安定しにくくなります。
 
更に、ゆとりが大きいと、スクイズを軽減させる為に空気を送り込んでもなかなか緩和されず(その部位まで行き届かない)、元々オーバーウエイトで入っていない限りは、浮力コントロールができなくなってしまい、スクイズを我慢することになってしまいます(というよりダイビング中止ですね)。
 

ベストなドライスーツダイビングとは?

こういったことから、ドライスーツは
 
・自分の体に合ったオーダーサイズで作る
・専用インナーを使用する(可能であれば使用するインナーも決めておく)
 
のがベストということです。
 

 
他にも紹介したい内容がありますが、続きはお店まで♪
とりあえず、レンタルスーツと自分のオーダースーツの快適度の差が大雑把でもご理解いただけたらと思います。
 
まだご自身のスーツをお持ちでない方はぜひマイスーツを持って、快適にダイビングを楽しみましょう!
 

 
 
      
 
 

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